ブッフェ

【原宿】『シンシアブルー』フレンチブッフェ

先月9月11日、原宿・神宮前に『JINGUMAE COMICHI』というレストランばかりの商業施設がオープンしました。その中の1店舗『Sincere BLUE』に行ってきました。

Sincere BLUE


ステイホーム後久しぶりに原宿駅に来ましたが、駅舎がこんなに新しくなっていたんですね。JINGUMAE COMICHIは竹下口からは徒歩3分程で着きます。
ちなみに、こちらのブッフェはおひとりさまはできません。

『Sincere BLUE』フレンチブッフェ

東京都渋谷区神宮前1丁目23番26号 JINGUMAE COMICHI 2F
定休日:月曜日
土日祝のみランチ 11:00~14:00(最終入店11:30)
全日ディナー 17:00~22:00(最終入店20:00)
大人4,900円、小学生以下2,000円(未就学児無料)
いずれも税サ・ドリンク別
予約サイト

北参道にあるミシュラン一つ星『シンシア』の石井シェフが手がけたビュッフェスタイルのお店が、こちらの『シンシアブルー』。
石井シェフは海の未来を守る「Chefs for the Blue」という一般社団法人のリードシェフでもあるとのこと。『シンシアブルー』のお料理には、漁獲量や自然環境に配慮し獲られたサステナブルシーフードが使われているんです。「美味しく・楽しく・カジュアルに食べてもらうことで、100年後の海の未来を守る」というシェフの意思、素晴らしいですよね。

また、このコロナ禍でのオープンとなり、テーブルブッフェスタイルに加え1人ずつトングを用意してくれる万全の体制です。

ドリンク



席に置かれているメニューとアルコール消毒

今回はノンアルコールフリードリンクを注文しました。全て初めて見る掛け合わせのドリンクたちで、飲む度に「不思議〜」と言っていた気がします。


温州蜜柑×パッション×青山椒

1番トロッとしていてみかんの甘さが程よく感じられました。時々感じる山椒の香りに不思議な感覚でした。


ハイビスカス×林檎×キャラメル

名前だけ見た時はキャラメルだから甘いのかなと思いましたが、ハイビスカスと林檎の爽やかさが勝っていて1番お食事と合うかなと思いました。


洋梨×玉露

ラフランスのトロッとした感じがお茶で爽やかになっていて、個人的には1番好きでした。

オードブル



未利用魚のカルパッチョ

水揚げしても食用として流通しないという未利用魚(ミリヨーギョ)のカマスサワラ。まず最初に運ばれてきて可愛い見た目に「わぁ♡」と言ってしまいました。どうして食用にならないのか不思議なくらい美味しいカルパッチョでした。


和歌山ビンチョウマグロと根セロリ

ビンチョウマグロにスライスされたセロリが包まれています。


バターナッツのスープ


ASC燻製銀鮭とカリフラワームース

ASC(水産養殖管理協議会)認証を取得した銀鮭が使われています。厚切りなのでしっかり濃厚な鮭で、ムースはその味を引き立たせていました。


沖鯵の炙りと春菊のソース

綺麗な緑のソースにまず目を引かれます。春菊ってお鍋とか和のイメージが強かったのですが、春菊らしい香りはしっかり残っているのにフレンチのソースとしてアジとの相性もバッチリで、1番驚いたオードブルでした。


ASCブラックタイガーのカダイフ

ザクザク食感のカダイフ麺の衣とブラックタイガーにはしっかり塩味がついていて、ワインが進みそうなお味です。エビアレルギーを持っている連れの為にはホタテのカダイフを出してくれました。


ASCパンガシウスのベニエ

西洋ナマズの一種パンガシウスは淡白な白身魚。フィッシュアンドチップスのお魚のような感じ。サクサクの薄い衣は熱いうちにいただくのが◎


バーニャカウダ 蟹味噌のソース

ロマネスコやラディッシュ、マッシュルームやオクラなどまで、スティックサラダとして考えたことのなかった野菜達も沢山氷にささって出てきました。カラフルで華やか。ソースの蟹味噌がクセになる濃厚さで、おかわりできるのがとても嬉しかったです。


うさぎの最中

出てきただけで本当に可愛い、うさぎがお座りしている盛り付け。中にフォアグラが入っているのですが、サクッフワッとした最中の食感で重く感じないのが不思議でした。


ローストビーフ

イチボのローストビーフとのことで本当にジューシーな柔らかいお肉でした。個人的にはお肉の汁を吸った焼き茄子がベストマッチで好きでした。


MSC帆立と岩海苔のクロケット

MSC(海洋管理協議会)の認証を得たホタテとホワイトクリームの揚げ物。衣にも岩海苔が、周りにも岩海苔ととろろ昆布が敷かれていて口いっぱいに磯の香りが広がります。


キッシュロレーヌ

メニューにはないオードブルも運ばれてきました。ホウレンソウとベーコンのキッシュ。タマゴからパイ生地まで全てがここまでフワフワで軽いキュシュは初めてで、とても美味しかったです。


シロカジキの焦がしバター

こちらもメニューにはないもの。カジキもきのこやトマトもバターの味がしっかりついていてご飯と相性バッチリの一品でした。

メイン



特製ブリオッシュ

メインの直前に、シンシアでも人気だというキューブ型ブリオッシュが来ました。テーブルに運ばれて来た途端、ここはパン屋さんかなと思うくらい良い香りがしました。ブリオッシュ自体バターたっぷりだけれどメインのソースを付けて食べても軽い感じで最後まで食べきれました。

FIP瞬〆鱸のたい焼き

漁業改善プロジェクトのFIP認証を得たスズキで作られたたい焼き。ナイフを入れるとサクッと良い音がして、尻尾までぎっしり詰まったスズキが顔を出します。クロワッサンのような皮とフワフワのスズキ、そして更にクリーミーなエスプーマソースのハーモニーが何とも言えない幸せな気持ちにしてくれます。

デセール


このタイミングでコーヒー・紅茶・ハーブティーの希望を訊いてくれます。
お隣の席が記念日だったようでプレートが出ていたのですが、とても素敵な飾りつけのお皿でした。


本日のスフレとフロマージュブランのアイス

ここまでどのお料理にも驚いてきたのですが、まさかデザートにきてここまで驚くとは思いませんでした。チーズスフレのふわとろ感、メレンゲのほろっと一瞬で口の中で消える感じ、液体窒素でアイスになったチーズとシャインマスカットがこんなに小さいのにパフェかなと思うくらい感動しました。ミシュラン星持ちのシェフはペストリーも流石でした。

オードブルの全種類を1度食べ、メインを食べた段階でオードブルのおかわりを訊いてくれたのですが、メニューに無いものも含めこんなに沢山の種類があったので、4つおかわりしただけでもうかなりお腹がいっぱいになりました。シェフや店員さん達もフレンチのお堅いイメージではなく気さくでアットホームな感じで、お腹以上に気持ちが幸せいっぱいになれるお店でした。

ごちそうさまでした☺︎

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投稿者

アラサーの飲食店スタッフ。少人数やひとりが好き。無駄に人目を気にする性格だったので、ソロ活の幅を広げようとまだまだ初めてと奮闘中。フードアナリストベーシック(2023)。